きた北海道の魅力 Charm of Northern Hokkaido

FLOWERS

けなげに咲いている野の花と、
大事に育てられた花と、
どちらもそれぞれ美しい。
長く厳しい冬を耐えて、
限られた時期だけに
咲き誇る花たちは、
きた北海道の誇りだ。
そんな北国の花々には、
広いステージがふさわしい。

レブンアツモリソウ

世界でここにしか咲かない花がある

世界で礼文島にしか咲かない固有種の「レブンアツモリソウ」。5月下旬から6月上旬というごく限られた期間に、淡い乳白色の可憐な花を咲かせます。その希少性と美しさから盗掘され、自生地や生育数が激減してしまいましたが、1994年に特定国内希少野生動植物種に指定され、手厚く保護されています。島内のレブンアツモリソウ群生地は、保護区内の柵で囲った遊歩道のみが立ち入り可能となっており、開花の時期には多くの人々が訪れます。

エゾカンゾウ

広大な原野がひときわ鮮やかに

オレンジ色がかった黄色の花が鮮やかな「エゾカンゾウ」は、北海道に自生するユリ科の多年草です。海岸沿いの草地や湿った平地など、各地で見ることができますが、宗谷エリアに広がるサロベツ原野の群生は特に見事。6月下旬から7月初旬に見頃を迎えると、広大な原野全体が黄色い絨毯のようになります。エゾカンゾウの花は一日しか咲かず、朝に咲いた花は夕方にはしぼんでしまいますが、たくさんの花が次々と開花するのでご安心を。

ひまわり

街中がまぶしい黄色に染まる夏景色

北海道らしい広大な景色の中で咲き誇るひまわりは、北国の短い夏を盛り上げてくれる存在。きた北海道各地でも数多くのひまわり畑を鑑賞することができますが、特に有名なのが名寄市の「道立サンピラーパーク」「智恵文ひまわり畑」と、北竜町の「ひまわりの里」。見頃を迎える8月上旬から中旬にかけて、国内外からたくさんの観光客が集まります。太陽をたっぷり浴びたひまわりは、見ているだけで元気になることでしょう。

ハマナス

北海道の花に指定されている夏の花

バラ目バラ科バラ属に属する「ハマナス」は、北海道の海辺の砂丘でよく見かけることができる花です。夏になると赤やピンクの花を咲かせ、秋になるとオレンジ色の丸い実をつけますが、その実が梨に似ていることから、浜の梨という意味の「ハマナシ」、それが転じて「ハマナス」と呼ばれるようになったといわれています。北海道の花に指定されているほか、きた北海道ルートでは、石狩市・稚内市・枝幸町・天塩町の市花や町花にもなっています。